レジンキット ナイトウモデルズ「1/20ガルパン・アンチョビ」をサフレス塗装で製作

レジンキット

レジンキット・ナイトウモデルズ「1/20アンチョビ」をエアーブラシ塗装で製作します。
こちらは2020年ワンフェスにて購入。
1/20スケールは「場所もとらず」「面相の出来るギリギリのサイズ」でとても気に入っています。
某PLAシリーズは停止していますので、安定して供給してくれるナイトウモデルズさんには感謝です。
元気いっぱいに指揮をするドーチェのポーズがとても凛々しくも可愛いキットです。
美しいホワイトレジンなので、下地を生かしたサフレス塗装で製作していきます。

まずは仮組です

レジンキットなので、「太めのゲート」「パーティングライン」「バリ」は当然あります。
組立に邪魔になる部分を大まかにデザインナイフで処理します。
ナイフでのカットは「食い込みが怖い」ので「パーツから遠目」までで終えて、あとはやすりで処理。
パーティングラインの処理は「当て木につけた#240番のやすり」を使います。
まずは「形状出し」のため曲面でも「硬いやすり」を使い、しっかり削ります。

「スポンジやすり」は「形状を舐める(倣う)ように削れる」ので、ここでは使いません。
髪の毛の谷間など「狭い」箇所には金属製「甲丸ヤスリ」がとても便利です。
甲丸ヤスリの背(半丸の部分)なら、パーツに当たるのは「点」になるので狙った箇所を削れます。
髪の毛のなだらかなくぼみ(逆エッジ)は「特殊形状ヤスリ・三角(先丸)」を使いました。
通常のやすりでは届かない奥まった「一点」を狙えるのは、このヤスリの最大のメリットです。
仮組のための作業ですので、やすり目など気にせず「パーツを正しい形」にしていきます。

「もみあげ」は別パーツになっていて、凄く繊細な作りです。
少し気泡が入っていて割れてしまったので、瞬間接着剤で補修しておきました。

仮組のため、「ダボ穴」をあけていきます。
キットには軸打ちガイドがしっかり入っているので「穴あけ位置に迷う」こともなく有難いです。
「もみあげ」は0.8mm、「ツインテール」「首」「ブーツ」は1.5mmの穴を開けます。
さらに「スピンブレード」を底面を平らに(座ぐり加工)しておきました。
ダボ軸は通常、真鍮線などで軸打ちします。
しかしながら、このキットには最初から「しっかりしたダボ軸」が作られています。
折角なのでやすりで径を調整しながらキットの軸を活かしてみました。

表面処理をします

まずは「気泡埋め」をします。
レジンキットはシリコン型にゆっくりとレジンを流してパーツを成型します。
現在のキットは、真空脱泡などで気泡は最小限になっています。
しかしながら、「ゆっくり重力に従ってレジンを流す」のは変わりません。
「気泡が入る」のはレジンキットの宿命なので、処理も当然の作業になります。

気泡を見つけて広げていきます

通常気泡は球面でパーツの表面に一部顔を出しています。
そのまま埋めてしまうと、球面全体にパテが充填されません。
結果やすり掛け後パテだけが削れて、再び「穴」が出現します。
それを防ぐため気泡の穴を広げてあらかじめ球面が露出するようにします。
手順は簡単で、デザインナイフを気泡穴に突っ込み「ぐりぐり広げる」だけです。

気泡にパテを充填する

広げた気泡にパテを充填して埋めていきます。
今回は「瞬間接着剤」に「ベビーパウダー」を混ぜ粘度を高めた「瞬着パテ」を使用しました。
市販の「瞬間接着パテ」や「シアノン」を使っても良いのですが・・・。
私の使用頻度では「使い切る前に捨てる」羽目になるので、買わなくなりました。
「ボトルのふたが固着」「中身が真っ白のカチコチ」で高価なモノを捨てるのは悲しくなります。
自作の瞬間接着パテの利点は多いのでお勧めです。

  • 安い(ベビーパウダーは一度買えば一生使えます)
  • 粘度の調整ができる(流し込みも盛り付けも可能)
  • ゆっくりと自然乾燥でも固まる(高価な硬化剤も不要)
  • ホワイトレジンに馴染みやすい(無色透明より見えやすい)

パーツのスキマを埋める

仮組して気になった「首」と「右腕」のスキマを埋めていきます。
本来は「接着して一体化する」方が綺麗に仕上がります。
しかしならが、塗装する場合は「ばらした方が塗装はしやすい」です。
そこで「接着せず、合わせ目処理」をすることにしました。
まず、パテを付けたくない胴体側に「瞬着が定着しないラップ」を挟んで離形剤代わりにします。
次にラップの上からパーツを組立て、出来たスキマに「自作瞬間接着パテ」を詰め込みます。
自然乾燥をさせたら、パーツを剥がして再度組立て。
組み立てた状態で両パーツ一緒にやすり掛けをします。
スキマが埋まらなければ、同じ作業を繰り返します。
大体2~3回も繰り返せば「スキマに瞬間接着パテが充填」されてスキマも目立たなくなります。

軸打ちをします

このキットはダボがしっかり作成されているので、必要最低限の軸打ちをします。

  • 「前髪と頭部のパーツ」0.5mm
  • 「左腕と胴体の位置決め軸」0.5mm
  • 「本体右脚とベース」右脚ダボは完全にカットして1.0mm

このサイズのキットなら補強用の軸打ちは不要だと思います。
今回は以下の2点で軸打ちする箇所を決めました。

  • パーツの色味合わせで何度も仮組する
  • 完成後も取り外し可能にしたい

塗装準備のため下地処理をします

表面処理が終わったら、削りカスや手油を落とすため洗浄します。
中性洗剤を三滴ぐらい入れて、超音波洗浄機を6分ほど回します。
パーツを取り出し歯ブラシでこすりながら流水ですすぎ、後は自然乾燥させ終了。
離型剤はここまでの処理でほぼ落ちるので「レジンウォッシュ」は使ってません。

レジンは溶剤に強いので、塗料(表面を極小に侵して定着する)が乗りにくいです。
そこで、「マルチプライマー」を吹き付けて塗料の定着(密着)性を高めます。
エアーブラシに原液を入れて、遠目からフワッと二回りほど薄く吹きます。
次に「EXクリアー」を吹き付けて下地を作ります。
この作業は「サーフェーサー吹き」の効果を狙ったものです。
プライマー層にアクリル樹脂層を挟むことにより、塗料がより定着しやすくなります。
全体に艶がでるまで3層ぐらい廻し吹きをしておきました。
艶が整うことにより、「気泡埋め」や「やすり傷」なども視認しやすくなります。
表面処理の漏れがないことが確認出来たら下地処理は完了です。

塗装します

今回はパテでの修正を行っていないので、下地の色味を均一にする必要はありません。
下地処理としてクリアを吹いてサーフェーサー代わりとしました。

肌色を塗装します

白目はレジン色を生かすのでマスキングゾルで大雑把にマスク。
はみ出すなら肌色の方が良いので、少し小さめにマスキングしました。

肌シャドー色「サフレスフレッシュピンク 2:サフレスフレッシュオレンジ 1」
オレンジはかなり強いので見た目ほとんど赤のクリアピンクを調色。
暗くなる場所を意識して、首回り・おでこの影(眉間)・手首周り・指のスキマに細吹き。
明るくなる場所、おでこ・ほっぺた・手の甲は避けて塗ります。
あまり、はみ出しは気にせず「吹き付ける回数」色味を調整していきます。

肌基本色「基本フレッシュ 1:クリア 2」クリアフレッシュを調色。
シャドー色のはみ出しを修正しながら、明るくなる場所を狙って細吹き。
顔料系のクリアなので、吹き重ねるとしっかり発色します。
あまり吹きすぎるとシャドーが消えるのでほどほどでとめておきました。

髪を塗装します

肌色をゾルとテープでマスキングしておきます。
前髪はリタッチ前提に「肌色側にはみ出さないように」注意して大雑把にマスクしました。

髪シャドー色「AT01グリーン 1:濃緑色 1:ニュートラルグレー3 1」
AT01グリーンを基本に彩度を落とさず明度を下げ、更に明度を少し落として調色。

パーツの下から上に向かって、髪の谷間や裏側を塗り漏れがないようにしっかり吹き付けます。

髪基本色「AT01グリーン 1:EXホワイト 3+濃緑色 極微量」
ベースのAT01グリーンの明度を上げると、「いい感じ」になります。
シャドーに使う色を少し混ぜるのは「色調(トーン)」を揃えるための「おまじない」です。
髪の毛の山側を狙って細吹き。
「谷側に真っ直ぐ塗料が入らない」ようにブラシの向きを注意すればシャドー色は消えません。
全体の色味を見ながら荒めのグラデーションを掛けて、ほどほどで止めます。
ここで一旦塗料をカップから出して「クリアー」を足して再度吹きやすい濃度に希釈。
光が当たる向き(ツインテールの外側など)を意識しながら、薄く全体に吹き付けます。
一層塗膜ができることで、明暗差が馴染み、比較的綺麗なグラデーションになります。
「エアーブラシによるフィルタリング」のようなものですね。

服を塗装します

まずは、手の肌色をマスキング。
パンツアージャケットは、フィールドグレーをベースにスケールを考えて明るめに塗ります。

服シャドー色「濃緑色(中島系) 2:フィールドグレー(2) 1」
少し明度と彩度を上げた暗い緑を調色。
服のしわの谷と影になる部分を下方向から上に向かって吹き付けます。

服基本色「フィールドグレー(2) 2:ニュートラルグレー2 1」
明るめのグレーで明度を上げつつ彩度を落としたヨモギ色を調色。
シャドー色を潰さないように「ななめにミストが当たるように」細吹きしていきます。
塗り漏れがないように、全体に上方向から下向きを意識して吹き付けておきました。

シャツ・リボン・ベルト等黒色の塗装をします

緑部分を細切りマスキングテープできっちり直線を出してマスク。
広い面積はラップを利用して大雑把にマスキングしておきます。
シャツは面積が狭いので、テープの上からマスキングゾルでスキマを埋めました。

ベルト等黒基本色「インナーブラック」
ほぼ黒のグレーを下地色としてベタ塗りで全体を発色させます。

ベルト等ハイライト色「ニュートラルグレー3 1:EXクリアー 1」
発色を落としたグレーを、「面の中心」を狙って細吹きします。
ブーツは脛とふくらはぎに線状に、足の甲にもハイライトをいれました。

ベルト等黒色のリタッチ「インナーブラック 1:EXクリアー 1」
ハイライトは当然の様にはみ出します。
隠ぺい力を落とした黒色で「ハイライトを削るよう」に吹き付けていきます。
「ミストの中心を当てないように」ので少しずつハイライトに近づけなが細吹き。
ミスト中心の片側だけ当てればいいので、リタッチは結構簡単でした。

服の塗分けをします

肩や腕のワッペンと胸のワッペンを塗り分けます。
面積は小さいですが形状が単純なので、マスクしてエアーブラシで塗り分けました。

まずは発色を良くするため「EXホワイト」を下地として吹き付け。

ワッペン黄色部分は「マイルドオレンジ」をベタ塗り。
赤部分はシャドー色に「艦底色」をエッジや腕の下(影側)に吹き付けておきます。
ワッペン赤色は「ハーマンレッド+艦底色極微量」少し濁らせた赤色を作ります。
塗り漏れがないように気を付けてグラデーション塗装をしてみました。

その他部分塗装

残りの部分は筆塗りで塗装します。
修正がしやすいように、エナメル塗料や水性塗料など下地を侵さない塗料を使います。

ベルトのバックルはエナメル「シルバー+ガンメタリック」
ギラツキを抑えた灰色のメタリックで塗り分け。
指揮棒(鞭)とシャツの袖口は水性「つや消しブラック」
エナメルより筆目は付きにくいですが、拭き取りは少しやりにくい気がします。
水溶きマジックリンで大きく拭き取っては描き足しをして塗っていきました。

アイペイントをします

キットにはデカールが付属しないので、アイペイントをします。
ただし「アイホール」はしっかり彫ってあるので「難しい瞳の位置決め」が不要。
アイペイントで難しい点「大きさ・高さ・瞳の間隔」を考えなくて済むのは助かります。

私は絵心がないので、まずは「見本探し」です。
ナイトウモデルズさんの見本では「向かって左側から見たアングル」になっています。
右利きの場合「右アングルの方が書きやすく」よくある画像も大抵右アングルです。
ネットでほど良い解像度の左アングルの画像を頑張って探します。
「パシフィックレーシングチーム」の2018年レースクイーン衣装の画像が良さそうです。
今回はこちらを参考にしながらアイペイントすることにしました。

上アイラインから描きます

アイホールとフェイスの段差を平滑にするため、スプレークリアーを吹き付け下地にします。
アイペイントは修正が容易なタミヤエナメルを使用。
瞳のラインは「ハルレッド+ブラック」暗いこげ茶色で描きこんでいきます。

まずは上アイラインから描きます。
ここで、目の大きさや形がほぼ決まるのでしっかり見本を見て特徴をつかみます。

  • 目尻のまつ毛はかなり大きく
  • 目尻の上ラインは平行より少し下げて「吊り上げない」
  • 白目(目尻下ライン)の目尻側は尖らせない
  • 目元ラインは中心付近から角度を下げる
  • 目尻ラインは白目の半分の高さで、切れ長の目を表現

内側(白目側)は拭き取りが難しいので、折れ角を意識して線を置きます。
目元・上アイライン・目尻の3本で上アイラインの白目側を出来るだけ一発で決めます。
キットのアイホールは「目尻が鋭い」ので、アイホールは気にせず形を優先。
目尻の内側(白目)が鋭角だと、表情が「きつく」なります。
溶剤を指でしごいたほとんど乾いた状態の筆で「つんつん」と少しずつ削って丸くします。
上アイラインの内側が決まったら、外側をフィニッシュマスターで少しずつ削って形を整えます。
ここで「大きさと形状」がほぼ決まります。
見本をしっかり見て、描いていきました。

上アイラインを保護(セーブ)します

上アイラインが描けたらスプレークリアーを吹いてエナメルを保護(セーブ)します。
「全体の形状を見るために下書きをするべきか?」は悩ましいところです。
下書きは「筆で線をかける(アタリを取れる)」場合は有効です。
しかしながら、わたしは絵心もなく筆使いが未熟なので、「削り出しで線を描く」しか出来ません。
「修正しようとして余計な部分も消しとる」ことが多発するので一気に描き切るのは難しいです。
「パーツごとに保護して少しずつ形を作る」方が楽ではないが簡単だと思います。

瞳のラインを描きます

瞳のラインを描いて、「高さ方向の大きさ」を決めます。
瞳のライン底辺は下アイラインを兼ねて、目のカタチと向きを決める重要な要素です。

左アングルなので右目(左手前側)は中央少し右寄り、左目(右奥側)は右に寄せてラインを引きます。
見本を見て底辺は少し目尻側に垂れる感じで描きこみます。
「目元側が狭まる」ことにより「キリっとした表情」になります。
ガルパンは「瞳の輪郭が太い」のが特徴です。
削り込み過ぎないようにしっかりとした実線を描きました。

二重(まぶた)線を描きこみます

目元側を下げて「釣り目」の表現をします。
折れ角の内側は削りにくいので、上側から線を削り込んで細い線にしていきます。
フィニッシュマスターを「押すように上から線に当て」少しずつ線の太さを調整しました。
瞳の輪郭と二重線を入れると「大まかな目のイメージ」が出来てきます。
このままでは、目尻のまつ毛が垂れている印象があります。
上アイラインを延長するようにまつ毛を追加することにより「凛々しい表情」になります。

目尻の下まつ毛の三角を描きます

下アイラインの延長線上に「三角形の下まつ毛」を描きます。
白目の形と大きさが強調されますが、大きすぎるとくどくなるのしっかり削り込みました。
ここで、2回目のセーブをしておきます。

瞳(虹彩)・眉毛等の色をいれます

虹彩のグラデーションを入れていきます

塗料皿に「レッド・ハルレッド・ホワイト・オレンジ」を出して少しずつ混色。
瞳下側のハイライトは「オレンジ+ホワイト+ハルレッド微量」濁ったライトグレーを置きます。
瞳中央の基本色は「ハルレッド+オレンジ」彩度を少し上げた茶色で広めに塗ります。
瞳上部の反射色は「レッド+ハルレッド」濁った赤色を上部1/4程度を置きます。

三色を置けたら境界をほとんど溶剤を吹きとった筆で「ちょんちょんとつついて」ぼかします。
なるべく自然なグラデーションになるよう「ぼかす」のがこつです。

続いて眉毛を描きこんでいきます

まずは「ホワイト+グリーン微量」でエメラルドグリーンを作ります。
そこに「ブラックを極微量」足して彩度と明度を落として「フィールドグレー」に近づけました。
眉毛はかなり吊り上げた方が「意思の強い表情」になります。
まぶた線との間隔が広くならないよう注意しながら、フィールドグレーで描きこみました。

目元のまつ毛線を「ハルレッド+ブラック」で追加

まつ毛を追加することにより「きつい表情を緩和する」効果を狙いました。
二重線の上側に描いて、「折れ角がなだらかに見える」ようにします。

口の中を「ホワイト+ニュートラルグレー極微量」濁らせたホワイトで塗ります。
レジンホワイトだと、肌との色味の差(コントラスト)が少なく目立ちにくいです。
真っ白だと違和感が出るので「濁った白」で歯を描いておきました。

ここまで描けたら、3回目のセーブをしておきます。

瞳孔とチークを描きこみます

虹彩をセーブしたら、瞳孔を描きこみます

瞳孔は表情を決める非常に重要な要素だと思います。
左アングルの場合右目は中央付近、左目は左にかなり寄せて描きます。
両目とも中央に描くと「ぼやっとした表情」になります。
また、高さが揃ってないと違和感がすごいです。
かなり小さい楕円ですが、少しずつ削って納得いく位置と形にしました。

口の輪郭を描きます

見本は白い歯を見せた「ニカッとした表情」です。
肌との境界を目立たせるため「ハルレッド+ブラック」をスミイレの要領で線を入れます。
線が太いとたらこ唇にみえるので、しっかりと拭き取っておきます。

チークを描きます

「ホワイト+レッド極微量」薄いピンクでチークを描きます。
そのままだと筆目が出て不自然になってしまいます。
極微量のホワイトを混ぜた濁った溶剤で筆目をぼかしていきます。
指で筆をしごきほとんど溶剤の落ちた筆でチークの境界をポンポン叩くようにします。
程よくボケるまで「色をのせてはぼかす」を繰り返していきました。
小さいスケールだとチークが目立たなくなるので、少し大袈裟な表現にしています。

ここで4度目のセーブをしておきました。

瞳のハイライトを入れます

まずは瞳孔のハイライトを「ホワイト」でいれます

凄く小さいので瞳孔の中心に爪楊枝で点付け。

続けて瞳のハイライトも「ホワイト」でいれます

ガルパンのハイライトはかなり大きめなのが特徴です。
瞳の輪郭線にかかるように向かって左上に楕円上のハイライトをかきます。

後に下まぶたの反射色を入れます

「ホワイト+レッド+オレンジ」でやや黄色味のあるピンク色を調色。
瞳の輪郭線の右下・ハイライトの対角に丸く描きこみました。
ついでにチークのハイライトも「ホワイト」で点付けしておきました。

オーバーコートして艶をととのえます

肌色は「GXなめらかスムースクリアつや消し+雲母堂ミルキーホワイトパール微量」
瞳と眉毛をゾルでマスクして、半ツヤで仕上げます。
ブーツは「EXクリアー」でつや有り。
髪と服は「GXなめらかスムースクリアつや消し」でつや消しにします。
もみあげを接着して顔はテープでマスクして、前髪パーツは仮組。
ツインテールと頭部・腕パーツも接着して組み立ててしまいます。
ある程度のパーツを組み立てたら全体につや消し吹き付け。
艶が整うことにより、色味の差やリタッチあとが目立たなくなります。

組み立てたら完成です

最後にブーツを接着して組み立てたら完成です。
キットにはベースが付属しているので、軸打ちした真鍮線で立たせます。
このキットは完全な片足立ちなのでベースへの軸はもっと太い方が良かったかもしれません。
造形がすばらしく「美少女フィギュア」として塗っていて楽しいキットでした。

塗装ガイド(塗料レシピ)

塗料メーカーは[C]クレオス[G]ガイアノーツ[TE]タミヤアクリルで表記
比率は先頭のベースカラーから色味を調整しつつ調色しています。

基本色フレッシュ=キャラクターフレッシュ1[C] 3:キャラクターフレッシュ2[C] 1:EXホワイト[G] 5

肌基本色=基本フレッシュ 1:EXクリアー[G] 2

肌シャドー色=サフレスフレッシュピンク[G] 2:サフレスフレッシュオレンジ[G] 1

髪基本色=ボトムズかカラー・AT01グリーン[G] 1:EXホワイト[G] 3+濃緑色・中島系[C] 極微量

髪シャドー色=ボトムズカラー・AT01グリーン[G] 1:濃緑色[C] 1:ニュートラルグレー3[G] 1

ベルト等黒基本色=FAGカラー・インナーブラック[G]

ベルト等ハイライト色=ニュートラルグレー3[G] 1:EXクリアー[G] 1

ワッペン黄色部分=バーチャロンカラー・マイルドオレンジ[G]

ワッペン赤色=GXハーマンレッド[C]+艦底色[C]極微量

アイペイント=ハルレッド[TE]・ブラック[TE]・ホワイト[TE江」・オレンジ[TE]各色
その他=レッド[TE]・シルバー[TE]・ガンメタリック[TE]・水性つや消しブラック[C]

オーバーコート等=EXクリアー[G]・GXなめらかスムースクリアつや消し[C]・雲母堂ミルキーホワイトパール

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